暗合資産(仮想通貨)の売買ができるようになると、今度は買った資産をどこで安全に保管するのか?と疑問が出てくると思います。今回はそんな初心者暗合資産ユーザーの方におすすめな、人気のウォレットであるメタマスクについて解説していきたいと思います。
メタマスク?ウォレット?
メタマスクはウォレットとしてだけではなく、NFTを保管したりブロックチェーンゲームをしたりするのに使うので使い方を知っておいて損はないですよ。
メタマスクとは?
メタマスクとはスマホやPCのブラウザ拡張機能やイーサリアム(ETH)、イーサリアム系で使われているERC-20というトークンの保管などができる分散型の暗合資産(仮想通貨)ウォレットです。
暗合資産用のウォレットは大きくホットウォレットとコールドウォレットに区分されますが、メタマスクはホットウォレットに属するデスクトップウォレットやモバイルウォレットと呼ばれる部類になります。
ホットウォレットとコールドウォレットは何が違うの?
本質的な部分での違いはないのですが、ホットウォレットがネット接続されたデバイスで運用されるウォレット。
コールドウォレットはネット接続から切り離された状態のデバイスで運用されるウォレットです。
メタマスクは話題のNFT保管や売買ができるOpenseaにも利用でき、ブロックチェーンゲーム、DEX(分散型取引所)、DeFiやICOへの参加などには必ずと言っていいほど必須になってきます。これらの全てが1つのウォレットで取り扱えてしまうのがメタマスクです。とても便利で使い勝手が良いので全世界で1000万人以上に利用されています。
メタマスクの登録 ブラウザ版
メタマスクはPCのブラウザとスマホどちらにでもインストールして使えます。スマホもPCのブラウザも登録までの流れは基本的には同じになるのですが、PCのブラウザ拡張機能追加が一番戸惑いやすいかなと思うので、今回はPCブラウザでの登録する方法を解説していきたいと思います。
スマホでされる方は下記からメタマスクアプリをインストールしてください。
MetaMask - Blockchain Wallet
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PCのブラウザで進める場合は下記の指定のブラウザで作業していきましょう。
指定のブラウザ以外にはメタマスク拡張機能が導入できないので必ず下記のブラウザを使って進めてください。今回はChrome(クローム)に追加していきます。
メタマスクの公式サイトから画面右上のダウンロードをクリックしダウンロードします。
矢印のインストールボタンを押して進めましょう。
chomeウェブストアにページが変わるので、Chomeに追加ボタンを押して拡張機能をダウンロードします。
「MetaMask」を追加しますか?の画面が出ましたら拡張機能を追加ボタンを押し進めてください。
アイコンの顔がマウスに連動して動くのが面白くてつい動かしてしまいます。
開始ボタンを押してアカウントを作成していきましょう。
ウォレットを作成ボタンを押すとパスワードを入力する画面になるので任意の8文字以上の英数で考えておきましょう。
8文字以上の英数を確認用と両方入力できたら同意にチェックを入れてから作成をクリックします。
必ず決めたパスワードは忘れないようにメモなどしておきましょう。
ウォレットの保護のページではシークレットリカバリーフレーズについて説明してくれる短い動画があります。よく分からないという方は見ておきましょう。動画を見たら次へを押します。
オススメの保管方法は、下記画像のヒントにも書かれているように1Passwordやアナログな方法である紙に書いて保管など何種類かしておくと安心です。
もし、1Passwordがまだの方はインストールしてセットアップしておきましょう。
1Password 8 - Password Manager
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鍵のマークをクリックすると12個のフレーズから作られるシークレットリカバリーフレーズが表示されます。12個のフレーズは左上から右に進み2段目左から右、3段目左から右と進む順番です。順番も関係あるので順番通りにメモなどで保管しましょう。
しっかりと1Passwordやメモなどで保管できたら次へと進み、先ほど保管したシークレットリカバリーフレーズの12個を順番にクリックしていきます。間違うことなく全て選べたら完了です。
これでPCのブラウザ拡張機能を使ったメタマスクへの新規登録方法完了です。お疲れ様でした。
メタマスクの基本的な使い方
次は、メタマスクの基本的な使い方を解説していきます。まずはインストールしたブラウザを起動すると画面右上にメタマスクのアイコンが出ていると思いますが、もし出ていない場合は写真のように黒いアイコンを開くと出てきて、メタマスクの表示の横にある押しピンマークを反転するとメタマスクのアイコンは表示されっぱなしにする事が出来ます。
もし画面を大きく表示させてみたい場合はログイン後にこのように操作してください。
このように大きくなったらOKです。みやすいですね。
メタマスクのログイン方法・ログアウト方法
メタマスクへのログイン方法は先ほどのメタマスクアイコン開くと出てくる画面にパスワードを入力し、ロック解除をクリックするとログイン状態になります。
逆に、ログアウトしたい時は右上にある丸いアイコンをクリックして開くとロックと出てくるのでロックするとログアウト状態になります。
メタマスクに入金する方法
次に、メタマスクへイーサリアム(ETH)を入金する方法を解説していきます。
メタマスクへログインした後に赤線で囲っているAccount1(アカウント1)と書かれているところにマウスオーバーするとクリップボードにコピーと文字が出てくるのでその文字をクリックします。コピーされました!と表示になればOKです。
以上でメタマスク側の操作は完了なので、あとは出金先の取引所などに今コピーしたアドレスを貼り付けて送金手続きをしたら完了です。早ければ数十分で入金されてくるでしょう。
Account1(アカウント1)の下段に書かれている0x~始まる羅列がアカウント1のアドレスになります。イーサリアム系のアカウントは0xから始まります。
メタマスクから送金する方法
続いては、メタマスクから送金する方法を解説します。
メタマスクへログイン後に送金したい通貨を選択してから送信をタップします。
送金先のアドレス(0xからはじまる)を入力します。
手入力で入力すると間違えたりするリスクが高いので必ず、送金先のアドレスをコピーしてメタマスクに貼り付けるようにしましょう。一文字でも間違えると手元に戻ってこない可能性があります。必ずコピペかQRコードで読み取るなどしてミスがないようにしましょう。
送信先がしっかり入ったら次へと進みます。
送りたい金額を入れて次へをクリックします。
確認画面へ進むので内容が正しいか確認しましょう。ガス代(送金手数料)は真ん中設定にデフォルトではなっていますが、もし、急ぎの場合はガス代を上げて優先して送信してもらえるようにすることもできます。その場合は矢印で指されている青くリンクされているところをタップします。
そうすると優先度を編集の画面になります。ガス代を高くしてもいいから早く送りたい人は高にします。逆に遅くてもいいからガス代を安くしたい人は低にしましょう。保存ボタンで先ほどの画面に戻るので、合計金額など確認し問題なければ送信ボタンを押し、完了させます。
メタマスクとBSC(バイナンススマートチェーン)の接続方法
今の状態はイーサリアムウォレットなので他のDAppsは使う事が出来ません。ですが、ネットワークの追加を行うことで簡単に他のチェーンとも接続ができます。今回PancakeSwapで有名なBSC(バイナンススマートチェーン)の接続を解説します。BSCのネットワークの追加を今回は解説しますが、基本的にはどのチェーンも情報さえわかれば追加操作方法は同じになるので応用して必要なチェーンを追加してください。
画面右上のメタマスクのアイコンからネットワーク名をプルダウンで開くとネットワークを追加という項目が出てくるのでそちらをクリックして進めましょう。
BSCネットワーク追加設定 | |
---|---|
ネットワーク名 | Smart Chain (任意の名前でOK) |
新しいRPC URL | https://bsc-dataseed.binance.org/ |
チェーンID | 56 |
シンボル | BNB |
ブロックエクスプローラーURL | https://bscscan.com |
上記の表を参考に赤線が引いている全ての項目に入力して保存を押しましょう。
BSCネットワークの追加が完了しました。今まではイーサリアムメインネットワークだったのが任意で決めた名前に変更されていて、通貨もイーサリアム(ETH)からバイナンスコイン(BNB)に変わっていますね。
BSCネットワークの追加と同じように他のチェーンの情報がわかれば追加の方法は同じになるので、必要なチェーンは追加しておきましょう。人気のある主要チェーン情報載せておきますので参考にどうぞ。
Polygon(MATIC)
Polygonネットワーク追加設定 | |
---|---|
ネットワーク名 | Polygon (任意の名前でOK) |
新しいRPC URL | https://polygon-rpc.com |
チェーンID | 137 |
シンボル | MATIC |
ブロックエクスプローラーURL | https://polygonscan.com/ |
Fantom Opera(FTM)
Fantomネットワーク追加設定 | |
---|---|
ネットワーク名 | Fantom (任意の名前でOK) |
新しいRPC URL | https://rpcapi.fantom.network |
チェーンID | 250 |
シンボル | FTM |
ブロックエクスプローラーURL | https://ftmscan.com/ |
Huobi Chain(HT)
Huobi Chainネットワーク追加設定 | |
---|---|
ネットワーク名 | heco-mainnet (任意の名前でOK) |
新しいRPC URL | https://http-mainnet.hecochain.com |
チェーンID | 128 |
シンボル | HT |
ブロックエクスプローラーURL | https://hecoinfo.com |
AVALANCHE(AVAX)
AVALANCHEネットワーク追加設定 | |
---|---|
ネットワーク名 | Avalanche C-Chain (任意の名前でOK) |
新しいRPC URL | https://api.avax.network/ext/bc/C/rpc |
チェーンID | 0xa86a |
シンボル | AVAX |
ブロックエクスプローラーURL | https://cchain.explorer.avax.network/ |
まとめ
まとめ
- メタマスクのブラウザ拡張機能の方法
- メタマスクの基本的な使い方
- メタマスクに入金する方法
- メタマスクから送金する方法
- メタマスクとBSCネットワークの追加方法
- Polygonネットワーク情報
- FantomOperaネットワーク情報
- Huobi Chainネットワーク情報
- AVALANCHEネットワーク情報
当サイトでは上記の内容を画像付きで解説しました。
今度NFTやブロックチェーンゲームなどをする方は必須項目になってきますので予めネットワークの追加をして準備しておくと便利だと思います。
大切な資産をしっかりと守っていきましょう。